育児休業は例外を除き、子どもが1歳になるまでしか取得できません。
どちらかが専業主婦(夫)であれば家で過ごせますが、共働き夫婦だと保育園に預けなければいけません。
「待機児童」という言葉がある様に保育園に入りたくても入れない子どもも少なからずいます。
自治体によって保育園の申し込み時期は異なりますが、事前に情報を仕入れて早めに動き始めておくに越したことはありません。
我が家では私が育休に入ったタイミングで候補の保育園を探して見学に行きました。
しかしそれが申し込み締め切りの直前で、ゆっくり探す時間も下調べする時間もなく大慌て。
最終的に第一希望の保育園の入園予約が取れましたが、もっと準備できることがあったのではと後悔しています。
私と同じ目に遭わない様、保育園見学の準備をしていただき、後悔のない保育園選びをしていただければ嬉しいです。
保育園見学におけるチェックリスト
早速結論から、保育園見学時に見るべき・質問すべき項目をチェックリストにしてくれているサイトがありましたのでそちらをご紹介します。
mamasutaという保育園探しのサポートサイトです。
対応エリアは東京都内だけで私の住んでいる四国はサポート外ですが、チェックリストは全国共通ですので参考にしてみてください。
以上で話が終わってしまいそうですが、私が行った保育園見学レポートや後悔についても語っていきますので、興味のある方はご覧ください。
保育園見学に行く
冒頭でもお話ししましたが、私たち夫婦が保育園見学に行ったのは私が育休に入ってから。
そして翌年度の入園申し込み締め切りの3週間前でした。
私の住んでいる自治体では、年度途中の入園でも予約申し込みができ、その締め切りも一般申し込みと同じ期日。
保育園の予約申し込みについてはしっかり調べていましたが、肝心の保育園については「Googleマップで近所にどんな保育園があるか調べる程度」。
大慌てで見学の予約をしました。
見学の準備
一応、自治体のHPに「保育園見学でこんなところを見ましょう」といった内容が紹介されていたので読んではいました。
- 部屋の中まで入って見ましょう
- 子ども達の様子を見ましょう
- 保育する人の様子を見ましょう etc…
もっと詳細なことは書いてありましたが、割と無難な感じでした。
いざ見学へ
私たちが見学へ行ったのは結局2箇所の保育園だけ。
1箇所目:自宅の最寄り(=私の職場からも近い)
1箇所目は家から徒歩10分以内にある第一候補、建物は綺麗でグラウンドも運動会ができる広さを確保しています。
雨だったので車で行きましたが、住宅街の中で道は狭いですが、駐車場も併設されています。
入り口はオートロックで、園長先生が出迎えてくれました。
園内の見学前に他に候補を探しているのかという話になり、
「まだここしか見に来ていない」と言ったら、
「もし入れなかったらどうするの!」と他に候補となる保育園を一緒に探し始めてくれました。
1箇所目のこの保育園は毎年希望者が多いらしく、私たちの勤務条件では入れない可能性が高いとのことでした。
候補として提案してくれていた保育園の園長先生に連絡して、来年度の入園予約枠は作っているのかまで聞いてくれて、「見学に行って申込書の第1or2希望に書いたら良いよ」とのこと。
この後に紹介する2箇所目がそちらです。
他にも近所の保育園を紹介してもらった後に園内の見学が始まりました。
当日はあいにくの雨だったのですが、年長クラスが先生と一緒に広い廊下でマット運動や逆上がり等の体育をしているのを見ることができました。
園内の見学では、子どもが自主的に考えて動ける様なおもちゃの配置や掲示板の使い方をされていました。
0〜1歳児クラスは広い部屋の中で区画分けされていて、離乳食を食べている子もいました。
給食は園内で作られている様でした。
色々と説明をしてもらいながら見学していきましたが、園長先生も見学対応に慣れているので、チェックリストにある様なことはあらかた説明してくれた気がします。
2箇所目:妻の職場近く
2箇所目は自宅から車で20分ほどの、妻の職場から徒歩数分のところにある保育園です。
事前に1箇所目の園長先生が連絡してくれていたので見学の予約もスムーズでした。
住宅街の中ですが道がかなり狭く、対向車が来たら少し難儀しそうです。
妻が送迎する場合は職場に車を停めて歩いて行けるので、通勤を考えたら利便性は高そう。
入り口の門は内側からしか鍵が開けられない様になっており、案内してくれる先生がお出迎えしてくれました。
建物は2棟に分かれており、片方は最近増築したらしくとても綺麗でした。
0,1歳児クラスは1箇所目と同じくベビーサークルなどで仕切られており、その中に先生たちが入って見てくれていました。
2階の体育館のような部屋では2,3歳くらいの子ども達が先生と走り回って遊んでいました。
当日は晴れていたので、外で遊んでいる様子も見ることができました。
グラウンドは狭めですが、大きな遊具もあり楽しそうに遊んでいました。
近くに広いグラウンドもあるらしく、定期的にボール遊びなどをしに行っているそうです。
1箇所目と大きく違ったのが、年中以上になるとひらがなや数字のドリルが園児みんなに配られて、自由時間に自主的に勉強できる様にしていたところです。
見学が終わってから職員室で園長先生とお話ししていると、丸付けをしてもらいに園児達がドリルを持ってきていました。
1日のノルマが決まっている訳でも宿題が出ることでもなく、子ども達が自主的に取り組むことが大切なんだそうです。
1箇所目の園長先生が色々と詳しく話をしてくれていましたので、2箇所目でも似た様なことを質問して話を聞くことができました。
保育園の予約申請と結果
本来であればもっと多くの保育園を見学した方がいいのでしょうが、申請締め切りが迫っていたので、自宅の最寄りを第一希望、妻の職場近くを第二希望として申請しました。
12月中旬に申請をして、2月下旬に結果通知がハガキで来ました。
結果はありがたいことに第一希望の自宅の最寄り保育園でした。
その園では子育て支援やふれあい広場といった園児ではなくても参加できる催し物が毎月あるので、子供と一緒に参加しようと思います。
準備不足でもたまたま何とかなった
チェックリストも作らず下調べもほどほどに保育園の見学に行ってしまいましたが、私の場合は1箇所目の園長先生が丁寧にいろんな説明をしてくださり、何とかなりました。
ただ全国的には保育園内での事故や虐待といったニュースがたまに報道されており、心配がゼロというのは嘘になります。
入園前の見学でそれらを全て避けることは難しいと思いますが、懸念を少しでも減らすことはできるはずです。
大切な子どもの命を預かってもらうからこそ、事前に下調べをして、見学も認可保育園だから大丈夫と思わず、自分の目で判断をしないといけなかったなと痛感しています。
自宅と私の職場から近い保育園に入れますので、妻と分担して送り迎えをしつつイベントごとにも積極的に参加しようと思います。
保育園を探している方の参考になれば嬉しいです。