「夫婦で育休を取るなら、スケジュールを組めば余裕ができるはず」
正直、私もそう思っていました。
でも実際は、スケジュール通りにいかないのが当たり前。
むしろ「予定を守ろう」とするほど、夫婦で疲弊しやすいと痛感しました。
この記事では、夫婦で育休を取った我が家の体験談をベースに、どんなタイムスケジュールにしていたのか、そして実際にはどうなっていったのか具体的にお話ししていきます。
「理想の1日」と「実際の1日」に大きな隔たりが生まれた理由を、これからパパ育休を取るパパたちに反面教師にしていただければ嬉しいです。
先に結論
夫婦育休のスケジュールは、
「固定タスク+バッファー+週1見直し」 が重要。
予定通りにするのではなく、崩れる前提で設計するのがコツです。
夫婦育休スケジュールを作る前に決めること(前提条件)
「夫婦 育休 スケジュール」で検索する人の多くがつまずくのが、自分の家庭の前提が違うのに、誰かの例をそのまま当てはめてしまうことです。
まずはスケジュールを作る前に、ここを決めておくと失敗しにくいです。
育休期間/赤ちゃんの月齢/里帰りの有無/妻の回復状況
最低限、次の4つは整理しておきましょう。
- 育休期間(夫:○ヶ月/妻:〜1年)
- 赤ちゃんの月齢(新生児〜3ヶ月は生活が特に不規則)
- 里帰りの有無(里帰り終了直後が一番崩れやすい)
- 妻の回復状況(睡眠不足+体の回復で負荷が読みにくい)
ここが曖昧だと、作ったスケジュールがすぐ破綻します。
我が家の前提
私の体験談は、次の条件の話です。
- 子ども:生後2ヶ月
- 夫:育休(約1ヶ月半)
- 妻:育休中(〜1年)
- 里帰り:終了して自宅に戻ったタイミング
※この記事のスケジュールは「我が家の条件」での体験談なので、家庭によってはそのまま当てはまらないこともあります。
ただし、次のポイントを調整すれば、多くの家庭で再現しやすくなります。
- 上の子がいる家庭:送迎や相手時間が増えるので、予備枠(余白)は多めに
- 完ミ・混合・母乳中心:夜間の起床回数や担当が変わるので、夜の分担を先に決める
- 夫の育休が短期(1〜2週間):スケジュール最適化よりも「妻の負担を減らす家事の固定化」を優先
- 妻の回復が必要なケース(帝王切開など):無理に家事を分担せず、パパ側が家事の比重を上げる
「同じにならなくて当然」なので、合う形に寄せていけばOKです。
夫婦育休スケジュールの作り方5ステップ

ここがこの記事の核です。
正直、スケジュールなんて立てなくても生活はできます。
ただ、何気なく育休を過ごしてしまうのと、スケジュールを立てて計画的に過ごすのとでは充実度は全く変わってきます。
ほんの一瞬しかない赤ちゃんとの日々を充実したものにするため、スケジュールは立てましょう。
勝ち筋は“設計”です。
ステップ1:固定タスクを洗い出す(まずは定期的に発生するもの)
まずは、日々定期的に必ず発生するタスクを出します。
- ミルク(授乳)
- おむつ
- 寝かしつけ
- 抱っこ・あやし
- 沐浴(風呂)
- 洗濯
- 食器洗い
- ゴミ出し
- 買い出し
- 上の子がいる家庭は送迎・相手
ポイントは、“完璧に書かない”こと。
まずは「発生するもの」を並べればOK。
スケジュールを立てて、過ごしているうちに新たに出てくるものもあるでしょう。
ステップ2:担当を「主担当/副担当」で決める
夫婦で育休を取っても、結局どちらかが動けない時間は必ず出ます。
だから最初から、
- 主担当(基本はこの人)
- 副担当(主担当が無理そうな時に助けてあげる人)
で決めるのがおすすめです。
例)
- ミルク:主=妻、副=夫
- 洗濯:主=夫、副=妻
- 寝かしつけ:主=夫、副=妻
主担当は決めておきますが、主担当が疲れていそうな時、副担当に余裕がある時などは担当にこだわらずにサポートし合える関係が理想です。
ステップ3:予定に“バッファー”を入れる
育休スケジュールが崩れる最大の理由はこれです。
育児に予定通りは無い
だから、最初から「何もしない時間=バッファー」を作っておきます。
- 午前に1枠
- 午後に1枠
(各30〜60分でもOK)
このバッファーがあるだけで、スケジュール通りに行かなくて焦る気持ちも減り、余裕が生まれます。
ステップ4:家事は「5分タスク」に分解する(まとまった時間は取れない)
育休中は、まとまった時間が取れない日が普通です。
だから家事は、
- 洗濯=「回す」「干す」「畳む」に分解
- 料理=「作る」より「買う」「冷凍」「ミールキット」
- 掃除=「毎日10分だけ」
のように、短くして回すのが現実的です。
ステップ5:週1で見直す(メンテナンスが大事)
育休は、赤ちゃんの成長で状況が毎週変わります。
だから「週1」でいいので、夫婦で話す時間を取るのがおすすめです。
- 今週しんどかったこと
- 来週の改善(担当変更/予備枠追加)
- 何を捨てるか(完璧をやめる)
この“修正”が無いと、気付かぬうちにズルズルとスケジュールが破綻していきます。
【理想】夫婦育休の1日スケジュール例(我が家)
育休前に夫婦で相談して決めた理想のお話し。
理想の家事分担とタイムスケジュール
我が家での分担は次の通り
- 料理:妻
- 洗濯:夫
- ゴミまとめ、ゴミ出し:夫
- 買い物:妻
- 授乳(ミルク):妻
- お風呂(沐浴):交互
- 寝かしつけ:夫婦
- 夜中対応:交互
- 部屋の片付け:夫
- 掃除:ロボット掃除機
- 食器洗い:食器洗い機
朝はロボット掃除機が最初に動き始めます。同時に洗濯機も前の晩に予約しておいて朝は干すだけにしておきます。
起床時刻は私の体内時計が狂わせないように、普段仕事に行っていた時と同じくらいに起きて、部屋の準備や自分時間にあてることにしました。
大体8:00には子どもが目覚めるので、リビングへ連れてきておむつ交換とミルクを飲ませて1日が始まります。
日中の育児は夫婦の空いている方がその都度見るようにして、日によって出かける用事があったりもするので臨機応変に対応します。
買い出しは基本的に料理担当の妻に行ってもらい、その間は私と子どもとがお留守番です。
お風呂は前述の通り、妻と私で毎日交代で入れます。
夜の寝かしつけは、里帰りの時から慣れている妻に担当してもらい、その間に私は翌朝の洗濯機の予約やロボット掃除機のためにマットやイスを上げて寝る準備を整えます。
夜中は2〜4時に1度だけ目覚めるのでおむつ交換をしてミルクをあげます。
子どもが夜中にぐずり出したら、100%妻の方が早く目が覚めるので、先にミルクを作りに行ってもらい、その間に私がオムツの交換をします。
以上が里帰りしていた2ヶ月間の経験を踏まえて、妻と作り上げた理想のタイムスケジュールです。
【現実】こう崩れた:育休スケジュールが回らない原因

さて、理想は語り尽くしたのでここから実際のタイムスケジュールをご紹介します。
最低限の家事と育児はやっていましたが、読書をしたり勉強をしたりする余裕は全く無く、育休が本当に一瞬で過ぎていきました。
30分サイクル地獄(ご機嫌→寝かしつけ→短時間睡眠)
現実はこの繰り返し
- 30分ご機嫌で遊ぶ
- 眠くなって泣く
- 寝かしつけ(ここで時間が溶ける)
- ようやく寝たと思ったら30分ほどで起きる
この“30分サイクル”によって、予定はほぼ全滅です。
対策:最初から「予定を守らない設計」にする
ここで大事なのは、
「予定通りに戻そう」としないこと。
- バッファーで吸収する
- 家事は5分単位にする
- 今日は諦める日を作る
これだけで夫婦の消耗が変わります。
夜更かし→朝起きれない悪循環
もうひとつの落とし穴が、夜です。
翌日に仕事がないと思うと、どうしても夜更かしをしてしまいます。
しかも日中に家事や育児で自由な時間が取れないと、なおさらダラダラ。
そして夜更かしの影響は夜泣き対応と朝に響いてきます。
- 夜泣きをしていても起きれない
- 寝不足でフラフラ
- 朝も起きれない
- 日中に眠くて動けない
- 夫婦のイライラが増える
- スケジュールがさらに崩れる
対策:自由時間は“朝活”
次の日が休みだと、どうしても夜更かししてしまいそうになりますが、やりたいことを全て朝に回しましょう。
- とにかく早寝、早起き
- そして早朝に朝活
朝活を習慣化すれば、仕事復帰してからも継続していけます。
育休に入って痛感したこと
実際に育休を経験して、育休前の私に強く伝えたいことが2点あります。
育児と家事の両立を甘く見るな
1つ目が、育児と家事を両立することは夫婦2人いても大変だということです。
合間に読書や勉強なんてする余裕はほとんどありません。
里帰り中は休日の度に足を運んでいましたが、家事は義母が全てやってくれていましたので、家事と育児の両立を甘く見積っていました。
また里帰り中の育児についても、抱っこする大人が私含めて4人いたことで、負担が相当減っていたことに自宅に帰ってから気づきました。
育休の生活に対して希望とやる気に満ちていましたが、蓋を開けてみるとヘトヘトで日中に別のことをやる余裕なんてありませんでした。
しかし、子どもと過ごせる時間というのは何ものにも変え難い、貴重な時間でした。
仕事が休みでも育児と家事に休みは無い

2つ目が、日中大変だったがために、夜に子どもが寝た後だらだらとゲームやテレビを見てしまっていたことです。
慣れないことで疲れていたはずですが、翌日仕事が無いと思うと、ずるずると夜更かししてしまっていました・・・
そのせいで育休に入って2週間が経とうとした頃、夜中はフラフラ、朝は全く起きれなくなり、結局子どもが起きたタイミングで自分も起きて1日が始まるという悪循環に陥ってしまいました。
ちなみに妻は出産後からの習慣で、ちゃんと子どもが寝るタイミングで一緒に寝ていました。生活リズムを崩しまくったのは私自身です。
そんな私に妻が一言
育児のために仕事を休んでるんよね?
胸に突き刺さりました。
取るだけ育休にはしたくない。ソファーで寝転がっているだけで何もしないようなパパにはなりたくないと思って、育児のために仕事を休業していたはずなのに、徐々に休暇と勘違いしてしまっていました。
それから、自分の時間は早朝のみと割り切って早寝早起きを始めました。
すると、日中も頭が冴えて家事や育児にも身が入り、充実した育休を過ごすことができました。
育休を考えているパパへ伝えたい5つの教訓

以上、私の育休中の理想と現実をお伝えしました。
育休を考えているパパに覚えておいていただきたいことは以下の5つです。
- 育児と家事の分担は大枠でも事前に決めていた方がいい
- 理想を求め過ぎちゃダメ
- 育児と家事の両立を甘く見てはいけない
- ワンオペしているママは最強
- 育休は休業であって休暇ではない
育休を考えている時点で、育児に対してかなりのモチベーションがあるパパだと思いますが、そのモチベーションに飲まれて最初から飛ばし過ぎてしまうと、必ずガス欠してしまいます。
そしてガス欠したまま、ずるずると負のスパイラルに陥っていくでしょう。
私のことを反面教師にして、理想を求め過ぎず、それでいて気を抜き過ぎず、ママと協力して育休を乗り越えていってもらいたいと思います。
育休の計画を立てているパパやママの参考になったら嬉しいです。



