男性育休が推進されている現在、育休取得を考えているパパも多いと思います。
夫婦同時に育休を取って何するの?という意見もありますが、私は男性の育休取得は義務にしても良いと思うくらいメリットばかりだと思っています。
「育児や家事はするけど、他に何かやることあるっけ?」という方に向けて、育休を終え、自身の育休を振り返って「実際にこれやってて良かったな」ということを5つ挙げてみました。
人ぞれぞれ生活も周りの環境も違いますので、全ての人にお勧めできる訳ではありませんが、育休を少しでも充実したものにするために、参考にしていただければ嬉しいです。
大前提
まず大前提として忘れてはいけないことが、育休を取る最大の目的は育児と家事をすることです。
パパがスマホゲームをしたり趣味に没頭したり、自己啓発と言って資格の勉強やセミナーに行ったりするための休みではありません。
育児や家事の隙間時間に、ママからの快諾を得た上で行うのは良いと思いますが、前提を忘れてはいけません。
世の中には「取るだけ育休」という言葉があるように、育休を取っても何もしないパパがいます。
ママはご飯を準備する手間が増え、パパがだらだらしている姿を見てストレスが溜まっていく。
ママにとっては仕事に行ってくれていた方がマシですね。
そんなことにならないよう、まずは育児と家事をしっかりやった上で、以下で挙げていることを参考にしてみてください。
時短家電の新調
我が家ではロボット掃除機・食器洗い機・電気圧力鍋を使っています。
その食器洗い機と電気圧力鍋は結婚を機に新たに買ったものですが、唯一ロボット掃除機は私が社会人になってすぐに買った歴戦の猛者でした。
私は妻が里帰りから自宅に帰ってくるタイミングで育休に入ったのですが、それと同時にロボット掃除機も寿命を迎えていたので新しく買い直しました。
夫婦2人と赤ちゃん1人暮らしですが、時短家電はかなりの負担を減らしてくれます。
床拭き機能搭載のロボット掃除機を買ったので、床掃除は全くやらなくなりました。
育休に入って赤ちゃんのいる生活が始まり、私も妻も自宅での生活リズムがまだまだ掴めていない時だからこそ、時短家電によるサポートは大きかったです。
まだ時短家電を持っていない方はおすすめの家電も紹介していますので、ぜひ育休中に購入を検討してみてください。
保育園の見学
私の地域では12月上旬が翌年度の保育園予約の申込締め切りとなっています。
もちろん年度途中からでも入園の申し込みはできるのですが、募集枠がかなり少なく、予約の方が希望の保育園に入りやすいのが現実です。
育休に入る前から自宅周辺(=私の職場近く)の保育園や妻の職場周辺の保育園の目星を付けておき、育休に入ってから妻と子どもと一緒に保育園の見学へ行きました。
見学に行けるのは基本的に平日ですし、日中の生活の様子や雰囲気もしっかり見ることができます。
保育園選びは全て妻に任せているという家庭も少なくないと思いますが、自分の大切な子どもを預けるのであれば、パパも責任を持つべきだと私は思います。
事前に保育園のホームページなどで写真を見ていましたが、実際に見に行かないと、雰囲気や園児たちの様子は絶対に分かりません。
ましてや園長先生や保育士さんがどんな方なのかは、直接会って話してみないことには見えません。
いくつか見て回って、園長先生の育児方針やイベント内容、自由時間の保育士さんの工夫、おもちゃの配置等、どの保育園も子どもの成長のために様々な取り組みをされていました。
子どもが起きている時間の半分以上を過ごす場所だからこそ、育休の時間を使って夫婦で見学に行くのも良いのではないでしょうか。
ママのリフレッシュ
世の中のほとんどのママは出産した瞬間から育児を一手に引き受けてくれています。
里帰りをしていたとしても、自宅にいたとしても育児のメインはママです。
もちろんパパも家族のために働いてくれているのでお互い様とも言えますが、ママは24時間ずっと育児から離れることはできません。
せっかくパパが育休を取ったのであれば、そんなママが育児から離れてリフレッシュできる時間を作っても良いのではないでしょうか。
我が家では週に1,2日は妻が出掛ける日を設けて、マッサージやカラオケ、ショッピングでリフレッシュしてもらっていました。
ちなみに私のリフレッシュは家にこもってゲームでした。
ストレスというのは知らず知らずのうちに溜まって、身体と心の調子を狂わせていきます。
パパは育休中に仕事のストレスから解き放たれているはずですので、ママのケアを徹底的にやっていきましょう。
家計の見直し
残り2つは、やろうと思っていてもなかなか動き出せなかったことを育休を機に始めました。
「両学長 リベラルアーツ大学」というYouTubeチャンネルをご存知でしょうか。
チャンネル登録者数250万人を超え、日々お金に関する知識を発信されています。
また両学長はYouTubeの内容を分かりやすくまとめた「お金の大学」という本も出版されています。
育休に入る前から動画を見て、本も買って読んでいましたが、知識が増えるだけで全然行動していませんでした。
育休に入って実践したことは、リベ大のお金にまつわる5つの力のうち「貯める力」です。(詳しくは両学長のYouTubeか本を見てください。)
貯める力を簡単に言葉にすると「無駄な固定費を見直して支出を抑えよう」です。
代表する固定費が「家賃・光熱費・通信費・保険・車・税」の6個。
我が家では「社宅住み・田舎で車が必須・毎年ふるさと納税をしている」という条件なので、光熱費・スマホ・保険の3つに絞って見直しをしました。
電力会社の乗り換え
私たちが住んでいるマンションはガスも通っていますが、マンションでガスは一律指定されていて、乗り換えができなかったので今回は電力会社だけ見直すことにしました。
利用したのはエネチェンジ という電力・ガス会社比較サービス住んでいる場所と電気使用量を入力すると、条件に合った電力会社が表示され、比較することができます。
四国在住ですが、思っていたよりも多くの電力会社が対応しており、電気代もだいぶ安くなります。
まだ切り替えてから数ヶ月しか経っていませんが、昨年と比較しても1割ほど電気代が抑えられています。
スマホ会社の乗り換え
私はすでにauの格安プランであるPOVOに入っていますが、妻がまだdocomoのままでしたので乗り換えることにしました。
夫婦でau系とdocomo系で異なる理由は親がその会社を使っていたからというだけの理由ですが、別々で特段困ることもないので、妻はdocomoの格安プランahamo に乗り換えることにしました。 ahamo のプランは至ってシンプルな「月20GBで2,970円」。100GBのプランもありましたが、自宅にWi-Fiがあってそこまでのデータ量は使いませんので、基本の20GBとしました。
これまでdocomoではもろもろ含めて7,000円/月だったのが、2,970円/月と半分以下となりました。
格安SIMでは【楽天モバイル】 も有名ですが、四国ではまだ電波が弱いため、今回は見送りました。都心部にお住まいの方は楽天モバイルの方が圧倒的にお得ですので、ご検討してみてください。
保険の見直し
保険については、子どもが産まれる前に会社が提携しているファイナンシャルプランナーさんと生命保険や医療保険を比較して契約していましたが、リベ大を参考に妻と相談して医療保険は不要ということで解約してしまいました。
逆にまだ何も保険に入っていないという人や、自分では保険の要否が判断できないという人はほけんのトータルプロフェッショナル を利用してみてください。保険のことはもちろん、ファイナンシャルプランナーさんとライフプランに合わせたお金のこともWebで無料相談ができます。
私の場合は保険の解約や乗り換えた分で、毎月10,000円ほど抑えることができました。
必要以上に保険に入りすぎるのは御法度ですが、今後自分に何かあった時の備えとして生命保険等は見直しておくのをお勧めします。
またこれから養育費もどんどんかかってきますので、今のうちからマネープランも立てておければ安心です。
副業
最後にこちらもリベ大に影響されて育休中に始めた、このブログです。
「育休中にそんなことする時間ないだろ」という意見もごもっともですが、どうにかこうにか時間をやりくりして始めることができました。
ずっと何かしら副業を始めた方が良いことは重々理解していてもなかなか踏ん切りがつきませんでした。
しかし子どもが産まれ、これからどんどん時間も無くなっていくけどお金は必要になる。
残業をして子どもと触れ合う時間を減らしてまでお金を稼ぐことに疑問を感じる。
そうモヤモヤした気持ちを抱えたまま育休に入った頃、別の部署の仲の良い同期にも子どもが産まれました。
出産後の手続きや育休についていろいろと聞かれたので、自分が調べていた市役所や会社の資料とともに教えていた時に、「これだ!」と天啓が。
そしてこのブログを立ち上げるに至りました。
パパたちが育休を取って、積極的に育児に参加する世の中になれば良いなと思いながらコツコツと情報発信を続けていきます。
最後に
私が育休中に育児や家事の合間にやって良かったこと5選をお話ししました。
- 妻の負担軽減と子どもとの時間を作るために時短家電の購入、新調
- 平日にしか行けない保育園の見学
- ママが1人でお出かけできる時間を確保してリフレッシュしてもらった
- 家計を見直して月々の支出を抑えた
- 本ブログの開設
育休は人生で1,2度しかない長期のお休みです。
もちろんメインは育児と家事をしてママの負担を減らし赤ちゃんとの大切な時間を過ごすことです。
その隙間の時間でママのため、赤ちゃんの将来のために動くことも育休の使い方として間違っていないと私は思います。
人それぞれ環境が違うので全てをお勧めできる訳でもないですし他にやるべきこともあるでしょう。
家族のために、取るだけ育休にはならないよう、育休前からやるべきことをいくつか考えておくのも良いかもしれません。
育休を考えているパパたちの参考になれば嬉しいです。
育休が終わって公開している、やれば良かったことも紹介していますので興味があればご覧ください。