私が男性育休を取った理由

育休
記事内にプロモーションを含む場合があります。

最近、男性育休の取得率向上に国が動き始め、会社としても男性社員が育休を取りやすいように情報の公開や制度の改正を進めているところが増えてきました。

育休に興味のあるパパもいることでしょう。

しかし、会社が進めていても社員の意識が変わらないとなかなか取りづらいのが現実です。

そんな”育休が取りたくても取れない、取りずらいパパ”に向けて、私が育休を取った理由をお話ししていきます。

男性しかいない部署で、一番若手の私が初めての男性育休を取得した理由は、時代の変化による後押し以上に大事な理由があります。

世の中に”取るだけ育休”という言葉があるように、仕事が休めるから育休を取ろうという自分勝手なパパも残念ながらいるようですが、皆さんがそうならないためにも、明確な理由と目標を持って育休をとっていただければと思います。

育休を迷っているパパの背中を少しでも押すことができれば嬉しいです。

どうして育休を取ることにしたのか

ここから私が育休を取ることにした理由は以下の3つです。

  • 法改正
  • 妻のため
  • 価値観を優先

詳しくお話ししていきます。

法改正

まず男性育休について「知る」きっかけとなったのが、妻の妊娠より少し前にあった法改正です。

詳細は割愛しますが、これまで子供が1歳になるまでに1度しか取れなかった育児休業が、2022年10月から夫婦共に最大で4回まで分割することができるようになりました。

さらに企業に対しては育休の周知や意向確認、制度創設が義務化され、私の会社も例に漏れず、育休制度が改訂され社員全員への説明会が開かれました。

当時の私は、「会社から休みを勧めてくれるならありだな!」程度の軽い気持ちでしたが、育休取得について割と前向きに考えていました。

また社内報でも男性育休を取った先輩社員の記事が掲載され始め、社員の意識にも男性育休が広がり始めました。

妻の為

次に、自分事として男性育休をより強く意識するようになったきっかけは、妻の妊娠です。(大抵の人がこのタイミングだと思います。)

妻の妊娠が発覚してから、妊婦の事や出産について興味を持って調べるようになり、特に産後について自分の認識の甘さを痛感しました。

「産後のダメージは全治1〜2ヶ月交通事故に遭ったと同じ状態」という話を聞いたことがある人もいるかと思います。

初産は平均で10~12時間にも及ぶ陣痛によって体力は極限まですり減り、産後の痛みで夜も寝れず、体力が回復する前に退院、そして初めての育児が始まります。

里帰りしていて両親のサポートがあったとしても、寝不足と子どもが泣き止まないことへのストレスは積み重なっていきます。

もし家庭の事情で里帰りできないとなれば、家事の負担も重なってしまいます。

我が家では里帰り出産をする予定でしたので、私の育休は妻が自宅に帰ってくるのに合わせて取ることにしました。

体力が戻ってきたとしても、両親のサポートがなくなって、いきなり自宅での育児と家事を1人でこなすのはしんどいはずです。

妻と子どもが生活に慣れるまで、私自身も育児に慣れるためにも育休を取ることを決めました。

価値観を優先

最後3つ目の理由は、自分の人生においての価値観を優先したことです。

育休を希望する男性の懸念事項として上位に上がるのが、社内での評価や昇進への影響だと思います。

私自身も初めはとても気にしていました。

育休を取ったことによって、「同期よりも昇進が遅れてしまうのではないか」「最終的なキャリアが低くなってしまうのではないか」

そうやって悩んで調べているうちにふと思ったのが、「自分にとって一番大切なものは何か」ということ。

そんな中、出会ったのがメンタリストDaiGoさんの「超客観力」という本。

ある章で、自分の心に合った行動や選択を取れるようになるために「価値観」を正しく知ることが書かれていました。

本に沿って私自身の価値観を見直したところ、「家族」が最も大切なものという結果でした。

それを改めて知った時、育休と昇進やキャリアで悩んでいた気持ちはすっかり晴れて、迷いなく育休を取るという決断ができました。

最後に

私が育休を取ろうと思った理由を3つに分けてお話ししました。

① 法改正:ちょうど良いタイミングで男性育休推進の流れが始まった。

② 妻の為:産後の妻と子どもの生活のために。

③ 価値観を優先:自分にとって何が一番大切なのか。

国として男性育児休業を推進する流れが起こり始めています。

人それぞれ家庭環境・会社の制度や雰囲気・経済状況等が異なり、全員に対して育休取得が最適解にはならないはずです。

しかし、少しでも迷う余地があるならぜひとも育休を取得していただきたいなと思います。

世の中のパパ達の背中を少しでも押すことができれば嬉しいです。

タイトルとURLをコピーしました