皆さんは家事の中で一番何が嫌いですか?
掃除は部屋が綺麗になって気持ちがいいし、洗濯はタオルがふわふわになったりお気に入りの服を気持ち良く着れます。
料理は自分の好きなものを好きな味付けで作って食べれてストレス解消にもなりますが・・・食べ終わった後の洗い物はやりたくないですよね。
けど食器洗い機は高いし、家族が大勢いるならいいけど、独身や夫婦2人だけでは使い切れないなと諦めかけている画面の前のあなた!
実は家族向けだけでなく、1,2人用からラインナップされていることはご存知でしょうか。
今回は夫婦2人暮らしにちょうどいい食器洗い機についてご紹介します。
独身や夫婦2人暮らしでも大きなメリットがありますので、記事を参考にしていただき皆さんのクオリティオブライフが向上してくれたら嬉しいです。
時短家電は、他にロボット掃除機や電気圧力鍋についてもご紹介していますのでご参考にしてください。
我が家の食器洗い機
我が家に彼がやってきたのは、結婚をして部屋を引っ越した時です。前から食器洗い機が欲しいなと思って色々調べていた矢先、家族から「結婚のお祝い何がいい?」と・・・
妻へ必死にプレゼンした甲斐があり、我が家に食器洗い機を迎え入れることができました。
私が選んだのはアイリスオーヤマの食器洗い機PZSH-5T-Wです。
日本のメーカーという安心感がある一方、他の日本メーカーと比べると手頃な価格でAmazon等のレビューも悪くなかったのでこちらにしました。
体験談
ここからは実際に使ってみた感想を挙げていきます。あくまでも個人的なものなのでその点を踏まえた上でご覧ください。
設置が簡単
アイリスオーヤマの食器洗い機は設置工事不要でコンセントを差して、排水ホースをシンク内に吸盤で固定するだけで完了です。
給水はタンク式になっていて、付属の給水カップ(1.8L)で本体上の注ぎ口から、水を入れるだけで使えます。給水量は5Lですので、付属のカップだと約3杯分です。
上はアイリスオーヤマのサイトの画像サイズは横42×奥44.5×高43.5と、ファミリー用と比べると小さいものの、置いてみるとなかなかの存在感がありますので、設置場所は要検討です。
夫婦2人の1食分でちょうどいい量
製品スペック上は1〜3人用となっておりで収容量の詳細は以下の通りです。
●標準収納容量
15点(大皿2点、中皿2点、小皿2点、小鉢2点、茶わん2点、汁わん2点、コップなど3点)、小物類(箸、スプーン等)
アイリスプラザ
我が家は現在夫婦2人(妻は育休中)と赤ちゃん1人で、毎晩の夕食に使った食器+調理器具(小鍋やボウル等)を入れて回しています。
サイズ的に大きめの鍋やフライパンは入りませんが、大人2人の1食分の食器であれば十分に入ります。
こちらはある日の我が家の洗い物です。こんな適当に入れていますが、ちゃんと洗えています。
妻が里帰り中は流石に1人分の1食だとスカスカすぎて使いませんでしたが、休日で洗い物が面倒だった時は、朝〜夕の3食分を夜にまとめて回していました。
洗浄能力
我が家では食器洗い機に入れる前に水でご飯粒とか、醤油やソース類を軽く濯いでから入れているためか、洗い残しは全くありません。
カレー・ミートソースパスタ・アヒージョ等の汚れや油のベトベトが残りそうなものを一通り突っ込んできましたが、全て綺麗に洗ってくれています。
洗浄コースは標準(1h30m)、念入り(2h10m)、ソフト(1h45m)、お急ぎ(39m)の4種類あり、標準しか使っていません。ちなみに全て温水洗浄です。
メーカーサポートは?
約2年ほど使用してきましたが今のところ故障は無く、直接メーカーサポートにお世話になったことはありません。
一度だけエラーが出て動かなくなったときにネットで調べてみると、同様の症状でメーカーに問い合わせた方がいらっしゃり、割とレスポンス良く対処法を教えてもらったようです。
ちなみにエラーというのが、タンクに水を入れる際に満水以上に入れ過ぎてしまうと、洗浄中にエラーで停止してしまうというものです。
電源を入れていれば、満水でアラームが鳴るのですが、我が家では電源を入れ忘れて満水以上に水を入れてしまったときにそのエラーが起きました。
対処法は、正面から見て本体を右側に傾けてタンクから内部に溢れた水を物理的に排出するというものです。
水を全て出し切って、再度タンクに給水してスタートしたらエラーは解消されました。
問い合わせへのレスポンスも良さそうですし、日本のメーカーなので安心感はありますね。
メリット/デメリット
ここからは普段使用していて感じるメリットとデメリットをご紹介します。
メリット
まずはメリットを2点
なんといっても時短
1つ目のメリットは家事の時短です。1人分の食器洗いでも面倒な私にとっては最大のメリットです。
2人分の食器を洗うのに15分かかっていたとします。外出する日もあると思うので、1年で350日食器を洗うとしたら
15分 × 350日 = 5250分/年 = 87.5時間/年
年間で87.5時間も短縮できてしまいます。
また、時給1,000円として換算してみると
1,000円/時 × 87.5時間/年 = 87,500円/年
2024年1月現在の本体価格が約38,000円ですので、半年以内に元が取れてしまいます。
これは相当お得に感じますよね。
節水
2つ目のメリットが節水です。
東京水道局によると、食器洗いで5分間水を流しっぱなしにした場合で約60Lの使用量となります。この食器洗い機の1回の使用量が5Lですので、こちらの例だと約1/12もの量の水を節水できることになります。
節約できる水道代についても東京都水道局のHPを参考に計算してみます。
節水量 55L/日 × 0.24円/L = 13.2円/日 × 350日 = 4,620円/年
年間で4,620円の節約になりました。これを多いと捉えるかは人それぞれですが、時間を節約できる上に、水道代まで節約できるのですからメリットは大きいのではないでしょうか。
ちなみに食器洗い機を動かすのにかかる電気代はいくらかというと
1ヶ月あたり約750円
※標準モード(ドライキープ1時間)時に測定。電気料金目安27円/kWで算出。※1日に3回使用する場合
アイリスプラザ
1日に3回使用して1ヶ月あたり約750円ですので、我が家のように1日1回しか使用しない家庭では1ヶ月約250円の電気代となります。
ここで先ほど節水で浮いた水道代を1ヶ月換算すると385円/月 ということは?
節水で浮いた水道代で電気代が賄えてしまう=電気代が実質0円になります。(この記事を書きながら初めて計算したのですが、自分でも驚きました!)
デメリット
次にデメリットを3点
音がうるさい
まず1つ目が運転中の音です。
掃除機やドライヤーの音ほどはうるさくないですが、食器洗い機が運転している間はテレビの音量を2,3くらい上げたくなります。
キッチン内蔵型ならそこまで気にならないかと思いますが、後付けの食器洗い機ならどんな機種でも恐らく音は気になるのではないでしょうか。
乾燥がイマイチ
2つ目にデメリットというより、性能として足りていないところが乾燥機能です。
標準モードでは洗浄とすすぎ後に約30分の送風乾燥があり、それが終わるとドライキープという断続的に送風を繰り返して、内部の結露や匂いを防ぐ工程が1時間あります。
それらが全て終わった後に食器洗い機の扉を開けてみると、食器は水滴だらけでそのまま仕舞うのは絶対に無理な状態です。
そのため我が家では送風乾燥が終わってドライキープが始まったら食器洗い機の電源を切って、扉を開けっぱなしにして自然乾燥させています。
洗浄とすすぎがお湯で行われていますので、食器はほんのり温かく、自然乾燥しておいた方が閉め切っているよりも断然早く乾燥できます。
何度か扉を開け忘れて朝まで閉めていたことがありましたが、扉に結露ができていて、食器もほんの少しですが所々に水滴が残っていました。
そのため、夜寝る前に食器洗い機を運転して、朝にはカラカラに乾いた食器を片付けるだけ・・・という使い方はできないと思っていただいた方がいいです。
給水が面倒
3つ目のデメリットが、給水が面倒なことです。
タンク式ですので設置工事が不要というのは大きなメリットですが、付属の1.8Lの給水カップで5L補充するには約3杯必要です。
3杯くらい疲れるようなものでもないですが、繰り返していると少々面倒に感じてしまうのが人間の悪いところ。
ネットの口コミを見ていると、キッチンの蛇口に分岐ノズルをつけて、直接ホースで給水できるようにしたり、5L以上の大きなジャグに水を溜めて1回で給水できるようにしたりしている人がいました。
些細なことですが、給水の作業が面倒に感じる方は、ホースやジャグの導入も合わせてご検討ください。
どんな人におすすめ?
さて今回は時短家電の定番の食器洗い機をご紹介しました。
独身または夫婦で暮らしている方でも導入する価値は十分に大きいと思いますが、以下に当てはまる方には自信を持ってお勧めします。
- 食器洗いが嫌いな人
- 少しでも家事の負担を減らしたい人
- 自炊が多い人
- 節水をしたい人
- 多少の音は気にならない人
メリットで挙げたように費用対効果としては半年で十分に元が取れる計算になりますし、水道代の節約も非常に大きいです。
少しでも気になった方は購入を検討してみてください。
家族との時間を少しでも多く確保するためのご参考になれば嬉しいです。