第二子が生まれるタイミングで、我が家はついに ベビーカー「サイベックス オルフェオ(CYBEX ORFEO)」を購入しました。
第一子のときは「ベビーカーは必要ない!」と買わなかった私ですが、第二子ではベビーカーが大活躍。
正直、「もっと早く買ってもよかったかも・・・」と思うほどでした。
この記事では、実際にオルフェオを使った私が
- オルフェオのメリット、デメリット
- 買って後悔しない?実際のところどう?
- サイベックス リベルとの違いは?どっちがいい?
- 倒れるって本当?
など、パパ目線でリアルにレビューします。
これからベビーカー選びをするパパママの参考になるよう、 本音レビューをまとめています。
なぜ第一子ではベビーカーを買わなかったのか

我が家では第二子が産まれるまで(=第一子が2歳になるまで)ベビーカーを買いませんでした。
理由は大きく4つ。
- 移動は車+抱っこ紐で充分だった
- 施設や観光地でベビーカーをレンタルできる
- ベビーカーの収納場所に困る
- 人混みでは抱っこ紐のほうが安全で動きやすい
実際、2年間ベビーカーなしでも特に困らず生活できていました。
詳細はこちらの記事にもまとめています。
なぜ第二子でオルフェオを買ったのか
これまでは、夫婦で交代して第一子を抱っこしていましたが、第二子が産まれると話が変わります。
イヤイヤ期寸前の2歳児と乳児で出かけて、常に抱っこしたままとなると、足腰が保ちません。
妊娠中の妻と話し合いを重ね、
「ベビーカーを買うか」
という結論に至りました。
そしてChatGPTで、いろんなベビーカーと比較して選んだのが サイベックス オルフェオ。
理由は以下の通り。
- 生後1ヶ月から22kg(4歳頃)まで長く使える(背もたれの角度調整が可能)
- 片手でコンパクトに畳めて自立する
- デザインがシンプルでかっこいい
- 同じサイベックス リベルより走行性が良い
結論、第二子が産まれてからは お出かけの必須アイテムになりました。
サイベックス オルフェオとは?「いつから使える?」
サイベックスのオルフェオは、生後1ヶ月から使えるコンパクトベビーカーです。
■対象月齢
- 生後1ヶ月〜22kg(4歳頃)
ほぼフルフラットまでリクライニングできるので、首座り前でも安心して乗せられます。
しかも4歳ごろまで長く使えるので、コスパ良し。
■主な特徴

- 重量:6.1kg(少し重い)
- 片手で折りたためて自立する
- フルフラットに近いリクライニング角度
- 長さ調整がしやすいワンループハーネス
- 前輪サスペンションで走行性○
- メッシュウィンドウで通気性○
- キャリーハンドル付きで折り畳んでも運びやすい
重量は重めですが、それ以外の機能性は抜群。
日本限定仕様として、日除けと背中がメッシュウィンドウとなっており、真夏でも通気性を確保できます。
ベビーカーやチャイルドシートの熱中症対策として、エアラブもおすすめですので、興味があれば別記事をご覧ください。
【実体験】オルフェオのメリット
実際に約3ヶ月間、使って感じたメリットは次の通り
- 首座り前から安心して使える深いリクライニング角度
- とにかくコンパクト&片手でラクに折りたためる
- 自立するので車内や玄関にラクに置ける
- ハンドルの位置がちょうどいい
- バックルの操作がラク
- お出かけ、外食の自由度が爆上がり
1つずつ詳しく解説します。
① 首座り前でも安心して使える「深いリクライニング角度」
オルフェオはフルフラット近くまでリクライニングできて、生後1ヶ月(首すわり前)から安心して寝かせられます。
上の子(2歳)を乗せる時は背もたれを起こしていましたが、ベビーカーで眠った時は背もたれを倒すこともできて便利でした。
同じサイベックスのリベルは、首すわり(6ヶ月頃)以降用で、リクライニングもあまり深くは倒せません。
この点は大きな差でした。
② とにかくコンパクト&片手でラクに折りたためる

ベビーカーは常に車の中に置いているのですが、コンパクトになるので、あまり場所をとりません。
実家にあるAB型ベビーカー(近所の人からもらったもの)を一時期借りていた時は、トランクを占領してしまうのでかなり不便でした。
その経験から、コンパクト性を重視した結果、オルフェオは大正解。
しかも片手で手軽に折りたたむことができるので、車からの乗せ下ろしもラクです。
③ 自立するので車内や玄関にラクに置ける
オルフェオは折り畳んでも自立してくれるので、車のシートの間などに置いていても邪魔になりません。
玄関に持ち込んだり、出先で折り畳んだりしても、倒れず場所を取らないので助かりました。
④ ハンドルの位置がちょうどいい

オルフェオにして一番感動したのが、ベビーカーのハンドルの高さ&長さがちょうどいいことです。
実家にあったAB型ベビーカーは、ハンドルが若干低くて、押すときに身体に近い位置で握らないといけませんでした。
しかも長さのせいか、ベビーカーを押していると、つま先でベビーカーの下の方を蹴ってしまうこともしばしば。
事前に店舗で確認しておくべきことではありますが、オルフェオにしたらハンドルや歩幅を気にすることなく、快適にベビーカーを押すことができます。
⑤ バックルの操作がラク
こちらも実家のAB型ベビーカーとの比較ですが、実家のものは左右両肩のバックルを重ね合わせて、股下のバックルに取り付けなければならず、慣れるまで取り付けに手間取っていました。
オルフェオであれば、左右のバックルを重ね合わせることなく、別々に取り付けるだけなのでとてもラク。
外す際は、バックルの真ん中を押すだけで両肩とも外すことができます。
地味だけどありがたい設計です。
⑥ お出かけ、外食の自由度が爆上がり
オルフェオに限らず、ベビーカー全般に言えることですが、赤ちゃんを連れていてもベビーカーがあれば気軽に外食に行けることに気づいてしまいました。
育休中の楽しみの一つが、平日の混んでない時のお出かけです。
第二子が産まれてから、妻と赤ちゃんと何回か外食に行きました。(第一子は保育園)
以前までなら、赤ちゃんを寝かせられる座敷がマストでしたが、ベビーカーがあればテーブル席でも利用できます。
お出かけの幅がグンと広がりました。
【デメリット】ここは惜しい…と思った点
デメリットは大きく4つ。
- 荷物カゴが小さい
- ガタガタ道は不得意
- 価格が高い
- バンパーバーが別売り
オルフェオを買って後悔したという声の多くは、これらが原因ではないでしょうか。
■① 荷物カゴが小さい

ベビーカーの下部にある荷物カゴ。
オルフェオはその荷物カゴの容量が小さめです。
対荷重は5kgまでいけますが、前後の取り出し口も狭く、あまり大きな荷物は入りません。
コンパクトなB型ベビーカーであれば許容範囲かなとは思います。
■② ガタガタ道は不得意
タイヤが小さ目なので、
- 段差
- 未舗装道路
- 公園の砂利道
などでは衝撃が伝わりやすいと言われています。
ただし、前輪にしっかりとサスペンションもついているので街中などでは気になりません。
(そもそも、舗装されていないような道をベビーカーでわざわざ通る機会もありませんし)
■③ 価格が高い(でも長く使える)
アップリカやコンビなどの有名メーカーと比較すると、サイベックスは高いです。
ただ、そういったメーカーは15kg(3歳頃)までしか使えないものが多く、サイベックスの方が長く使えます。
数ヶ月使ってみて、「買って後悔したか?」と聞かれると「NO」。
高い買い物だったとしても、後悔は全くありません。
ベビーカーがあることで、赤ちゃんを連れてのお出かけの幅が圧倒的に広がりました。
◼️④ バンパーバーが別売り

オルフェオとリベルは、バンパーバーが別売りとなっています。
一般的なベビーカーであれば標準で付いていることが多いですが、わざわざ別途購入する必要があります。
しかも、バンパーバーを装着した状態では折り畳むことができない仕様となっています。
バンパーバーは子どもの持ち手になりますし、段差などでベビーカーを持ち上げる際に親が持つこともできます。
我が家では追加購入しましたが、標準装備だったら嬉しかったです。
「オルフェオは倒れる?」実際どうだった?

購入前に調べていたときに、たまに見かけたキーワード
オルフェオは倒れやすい?
結論:ハンドルに重たい荷物を掛けなければ倒れません。
軽量ベビーカーの宿命ですが、重たい荷物をハンドルにかけるとバランスを崩します。
オルフェオの場合、ハンドルに荷物を掛けられるようなフックは付属していません。
我が家ではダイソーでベビーカー用のフックを買って取り付けてはいますが、子どもよりも軽い荷物であれば、バランスを崩すことはありません。
ベビーカー全般に言えることかもしれませんが、ハンドルに荷物を掛けることは控えましょう。
(荷物を掛けられたら便利ですけどね)
サイベックス オルフェオ vs リベル|どっちがいい?

サイベックスと言えば、エントリーモデルの「リベル」が王道です。
そのリベルとオルフェオはどちらが良いのか。
簡単な比較表はこちら。
| 比較項目 | オルフェオ | リベル |
|---|---|---|
| 対象月齢 | 1ヶ月〜22kg(4歳頃) | 6ヶ月〜22kg |
| リクライニング | 深い(ほぼフルフラット) | 浅め(約100〜125°) |
| 走行安定性 | 高い(サスペンション◎) | 普通 |
| 重量 | 6.1kg | 5.9kg |
| 折りたたみサイズ | 小さい&自立 | 世界最小クラス |
| 向いている人 | メインベビーカー | セカンド・旅行用 |
| 価格(2025年末時点) | 49,500円 | 29,700円 |
■ 首座り前から使いたい → オルフェオ
- フルフラット近くまで倒れる
- 生後1ヶ月(首座り前)から使用OK
- サスペンションがしっかりしていて走行安定性が高い
- メインで使うベビーカーが欲しい
■ 生後6ヶ月〜でコンパクト優先 → リベル
- 世界最小クラスのコンパクトさ
- 折りたたむと“ほぼリュックサイズ”
- 公共交通機関をよく使う
- 価格を少しでも抑えたい
- AB型ベビーカーを持っていて、セカンドベビーカーが欲しい
■ 我が家の選択:オルフェオにして正解
第二子はまだ首がすわっていない時期から使いたかったので、リベルは候補から外しました。
旅行や電車移動が多い家庭ならリベルもありですが、日常使いのしやすさ&安定性はオルフェオのほうが上だと感じています。
オルフェオを買って後悔した?
結論:後悔ゼロです。
むしろ
第一子の時から買っておいてもよかった・・・
と強く感じています。
買って良かった理由
- 生後1ヶ月(首座り前)から使える
- 片手で畳めて階段でもラク
- ベビーカーで外食できる
- 上の子と一緒のお出かけがラク
- デザインが好きでテンションが上がる
逆に買わない方がいい人は?
- コンパクトよりも軽さ重視
- 抱っこ紐をメインで使う
- ベビーカーの置き場がない
- AB型ベビーカーをすでに持っている
この場合は無理に買わなくてもOKだと思います。
まとめ:オルフェオは“メインベビーカー”として最強
サイベックス オルフェオは
- 首座り前から使える貴重なモデル
- 片手で折りたためる
- 超コンパクト
- 畳んだ状態で自立する
- デザインが良い
- リベルより”メイン運用”向き
というバランス最強のベビーカーです。
第一子のときにベビーカー不要派だった私でさえ「これは買って良かった」と思えた1台でした。
リベルと迷っている人は、
- 首座り前またはメインベビーカーなら オルフェオ
- 首すわり後、旅行用、セカンドベビーカーなら リベル
この判断でOKです。
赤ちゃんとのお出かけが快適になるので、迷っているなら私は オルフェオ推しです。
サイベックスのベビーカーで悩んでいるパパやママの参考になれば嬉しいです。


